【ネタバレ】ゴジラKoMは名探偵ピカチュウでライオンキングだって話
だってそうだっただろ！？
※怪獣プロレスで記憶をあいまいにされてるけどネタバレ感想です
大人になってからのゴジラ教養はシンゴジ→初ゴジ→ギャレゴジ→KoMのにわかです。
勘違いなどあるかと思いますがあとでアマプラ補習するんで大目に見てください。
モスラはたしか子供の時に金ローで見た。
幼虫
今までの研究の成果で何が分かったんか知らんけどモスラを「彼女」て当たり前のように呼んでいるの、もう序盤から恐怖を感じたわけですよ。コワ！！！人知を超えた生物とはいえ既存の生物に類似した点でもあって雌と断定したんだろうか、それとも卵を産んで世代交代するとこ見たんだろうか？？繁殖？するとこでも見たんか？だとしてもこの幼虫が雌だとする根拠はなくないか…？話、見落としてた？過去の日本作では雌雄が判別されたものもあったようですが、それはそれ。今作でそういう要素が分からず、「この人たちは何故すでにモスラを善性の生物（しかも女神系）と断定しているのか」という静かなヤバさを感じた。早いよ。
監督の解釈がもう抑えられてなくて「気持ちわる！！！」と思った（いい意味で気持ち悪いとも言えない、畏怖の気持ち悪さかな…）。
これは怪獣オタク向けに作られた映画だと思うので、別に全てを初心者向けに説明する必要はない、野暮だ、という理解はあるんですが、この場合は先走ったのでは！？と思うような、「自分の中ではこういう前提なんだけど」っていうのを考えすぎて考えすぎて、もう当たり前になってしまって、ついネームに描くの忘れたコマとか台詞がある同人誌みたいな…。「俺は描いた人間だから行間とか前提補完できるんだけどこれ実際描き上げたら全然足りてねえな」みたいなの、よくやる。
水中のゴジラさん。
ギャレゴジ見てだーいぶ経ってたんですが、冒頭の前作回想のシーン出てきてなんというかあのムチムチ体型～！久しぶり～～！ってなった。シンゴジばっかりリピしてたからな…。ギャレゴジに対して何故か白めのイメージがあるんですがなんなんでしょう。やっぱレフ板？
氷漬けのギドラくん。
彼ら、なんであんなことになってたんでしたっけ…。宇宙から南極に不時着しちゃった？
ゴジラさんVSギドラ3兄弟
いやギドラ3兄弟めっちゃかわい～～！！！なりました。左首くんの謎の子供っぽさはなんなん！？ていうかキングギドラって意識統一マルチタスクな生き物じゃなかったんだ！？ドードリオシステムなんだ！！？チョロって爬虫類的な舌で人間にちょっかいかけてみたり、そんでそれをやめーやってしたりすんのかわいかった～～！！なんで！？（？）
ゴジラVSギドラで最初の怪獣プロレスが始まって、息を呑みました。すーごい肉弾戦だし迫力だし、で、ゴジラの背景に満月が見えるワンショット！！あそこすーーごいかっこよかった。夢じゃないよね！？
ヤベー科学者
あんたかい。
最初はまあよくある人間ばい菌思想のやつねと思ってたけど首謀はあんたかい。これはいい裏切りでした。マディの前でその一線、越えちゃうか～。ボスも渋くていいですね。まああんまりなんかやってた印象もないんだけどね、ボス。
死んでいく人たち
KoM、いまいち痛みが薄いような気がして。
単純に言うとあっけない終わりが結構少なかったのかなと。
ラドンくんのとこで味方の兵士が一気に全滅とかしたり、スポッ！っと食べられたりするのは、悲しかったんですけど。そうは言ってもキャラ立つ前の知らん人だったし。という感じがありました。
順番前後しますが、芹沢博士の決死作戦も、手の震えも目の霞もあったけど、なんか…結構平気そうで…！ゴジラになんか触っちゃったりしてるよ！？マスク脱いだよ？！とか普通にやるからなんかもっと…これもっとヤバそうな感じでもよくない？とか思った。オーバーかもしれないけど芹沢博士がしおしおしていくとか？みたいな。わりと元気そう。ゴジラって全然熱くないんですね。とか。
ヤベー科学者の死はまあ、やることやったからそうなりそうだなって感じだったので…ていうかあれも死の描写としてはかなり薄くて、むしろ生きてんじゃねって思いました。あの事故のあとまだ五体満足意識ありで映すとは思わなかったよ…！
ついでに言うと火山のてっぺんをギドラに取られたラドンくん、火山の斜面に寝てたけどあれはもう王様にひれ伏してたのかなんなのか。ゴジラ番長・ギドラ他校番長、ギドラくんイキったのち舎弟みたいになっとらん？
モス…女神…え…宗教…？圧がすごい
なんか…光っとる･･･交信的なもの…しとる･･･いや…え…？！どうした！？！！？
ゴジラとモスラの組み合わせ、作品自体はにわかですが、オタクとして引っかかるものがあるのは、めちゃ分かるんですよ。概念としてなんかゴツくて強くて業界トップのコワモテと常に赤ちゃんから始まるちょうちょ（蛾）なんてね、そんなん”アリ”に決まってるんすわ。実際、四つ巴大乱闘での、ゴジラに乗っかる傷ついたモスラの絵面は、「ゴジラさんも傷ついてるからとはいえモスラちゃんに乗っかられてそのままさせておくの優しいな」って感情になりましたし、音波？周波数？で交信してるのも仲いいんかなとは思ったし…。でもいち視聴者オタクが《概念》を掴みかけている途中で「二人は付き合ってるんですか？」（適当意訳）って劇中で言われると、ア”ア”！！！ちょっとそういうのやめてよ！！！！ってなった。監督（オタク）！！！我慢できずに推しCP主張してしまってる！！！そんなんねえ、言わなくてもちゃんと敏感なオタクには見てりゃあ伝わるんだから、言わなくていんですよと私は思うんですよ。我慢できなかったかあ。まあそれもいいけど。
解釈違い？
シンゴジからゴジラ見るー！ってなったにわかもにわかなので解釈もなにも語るライセンスがないかと思うんですけども。
でも少なくともシンゴジと初ゴジを観て私はやっぱりゴジラって「概念が歩いてる」というか。まあ途中派生はいろいろあったけども、基本はメタファー…だと感じてて。
そんな中で「ゴジラ元気にする為に核でも撃ってやるか！」みたいな、そんなお注射感覚、マジで何！！！！！？？？ってなったんですけど。ゴジラを題材にしたドラマでそんなことある！？あえて戦法っつうか「どうだ誰も思いつかなかったろう」脚本なんか、なんなんだろうか…！？もしかして、過去ゴジ作品で同じようなことってあるんですか！？見たいので教えてくれ！！
これはシンゴジが好きな影響もあるんですが、あの作戦聞いた瞬間開口するほどありえね～～！！って思いました（もしかしたら核はジョークで実際は普通の魚雷だったかも。曖昧ですが、ジョークの時点でエー！！だよ）。
いやこれは別に不謹慎とかそういうことを言いたいんじゃあ、無いんですよ別に！
それは全然気にしてないんだけど、海外のゴジラファンって、そういう、ゴジラのベースに関しての部分って、どう考えてるんだ…！？ってめっちゃ気になりました。
KoMゴジも確かに人知を超えた存在で、神に近しい、という表現もあったけど、やっぱりすごく「生物」だなと思って。でっかいから不気味で畏怖を感じさせるけど、やってることは地球という体内における白血球的な存在なんだよなと思いました。
細胞の一つ一つを生物というかは分からないんだけど、人間やギドラをバイキン・ウイルスとするのであれば、そう考えるのがしっくりくるかなと思いました。
あとオキシジェンでだめになったギドラくんの左首が生え変わるときに、生え変わる直前の膜？カサブタ？を真ん中が口で剥がしてあげてんの可愛かったな。
大乱闘東宝モンスターズ
疲れるくらいの大迫力、モスラの針とかからまるゴジラギドラとか、ラドンに焼かれるモスラの羽根の痛々しさとか。ここはもう私の語彙では無理です。書くならプロレス実況みたいにならないと。
ライオンキングじゃねーか
ゴジラが優勝して他の巨大生物たちがひれ伏すシーンめちゃくちゃ萎えた。
いやこれは予告でライオンキング見たとか関係ないんですよ。
別に似てるとか思ったわけじゃないんですよ、見出しにするほど思ったけど。
言いたいのは「怪獣社会ってなんなんだ！？」ってなっちゃった、ということかな…なんだろうな…そういうの、要るのかなあ…って思う…自分でもいまいちなんで萎んだか分からんのですが、結局人知を超えた生き物なのか、わりと同じルールで生きてるのか、そういうのがごっちゃになって、ハアーン！？って気持ちに。
狼と狼で優劣・上下があるのは分かるけど、狼と鹿で上下はないでしょう。
でもそれを見せられた気がする。
ライオンキング、あの映画の政治（？）体制について子供のころからの疑問なんですが、シマウマやキリンたちはムファサを王としながら同時に捕食者と獲物の関係でもあるの？？そんなのって、ありえるのか？いくら命が循環しているからってそんな、いつこの王様のディナーに選ばれるか分からないわねと思いながら生きている…のか…？そのへん映画で言ってたっけ？大人になってからちゃんと見てないから見直しが必要…。
怪獣に話はもどるんだけどなんか結局ライオンキングのそれと同じ疑問がわいちゃったんだよな…。
でも最後のゴジラの立ち姿はサイコーーーーにかっこよかったのでもうどうでもいいです。
ゴジラKoMは名探偵ピカチュウ
観てる時に思い始めて、見終わってもまだ思ってた感想。
思いませんでした！？怪獣たちへの情熱、がすっごいの。滲み過ぎてんの。怪獣の夢小説っていうか夢映画なの。で、怪獣たちカッコいいしカワイ～～！！！の思ってるのも見えてしまったの。ゴジラはピカチュウなんですよ。まあ監督の特定のモンスター（モスラ）愛のヤバさはバリヤードの比じゃないけどな。
記憶違いとかうろ覚えの部分もあるのでギャレゴジ見てからもっかい見たい！
