昼夜逆転シャチ

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中年ピーターパンと躁鬱フック船長:フック

高所恐怖症、夢より現実、多忙なバニング弁護士の息子たちがフック船長に攫われた!?

子供の時に何回もビデオで見た(金ローの録画)、大人になって観たらこまぎれに7回泣いた映画(一回の上映で)。

 

 

基本的には息子よりも、中年オヤジになったピーターパンが主役の映画ではあります。

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古い映画ですが、一応ネタバレ?注意

 

 

 

でもねえ~子供とのやりとりが…泣いちゃうんですよ…ていうかもう母さんにおやすみを言うシーンだけでまずひと泣き(なんで?)野球の試合見に来てくれないところでも泣くし、フックに捕まったときのパパの無力感でも泣くし、パパは約束を守ってくれないじゃないかといないところで責める…責めたってすっきりしないのに、っていうとこでまた泣くし。ピーターがネバーランドの子供たちに認められる(顔ペタペタされながら)ところでも泣く。大人になっちゃったのかよ~ってな。
夢の無い大人になったピーターがまた子供に戻るんだけど、「息子」っていうものを思い出したときにまた「父親=大人」に戻る…覚醒?で泣くし。
パパの息子からフックの息子になったジャックが、奮闘するパパを見て「あれが僕のパパだ!」って、認めてくれる?といえばいいのかなんというか。そこでまた泣くし。

フック船長のお茶目さと哀愁も好き。フック船長はネバーランドにおける舞台装置というか、赤ちゃんをあやすモビールとゆりかごみたいな…って感じます。「フック船長がいないネバーランドなんて」これに尽きる…。あの世界における父性ではあるんだよなあ…。

ジャックがビジュアル最強少年ですが、迷子たちではドントアスクくんも好き。何故かはわからん。フォーマルさ?
ジャックめちゃくちゃかわいいです。吹き替えの時の声で涙腺特攻がさらに上がる…。

ウェンディとピーターの関係も、今風に言うとめっちゃ”エモい”と思うんですよね。

だってウェンディがピーターを見つめる視線はいつまでも恋するそれに見えるし、なにより自分の目の前で、孫娘に恋に落ちる瞬間を見たっていうのがめ~~~~~~っちゃ切ない…ウェンディも結婚してるから、それはそれで幸せなんだろうけど、それでもさあ、なあ…ピーターは…悪い男なんだよな…!!!

 

Blu-ray持ってるから言えますが、私は吹き替え版のほうが泣けます。金ロー録画が吹き替えだったからなあ。なんか知らんけど字幕の種類がやたら豊富な円盤。